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【初心者向け】ExcelのINDEX関数の使い方ガイド

INDEX関数の使い方
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初めに

こんにちは!今回は、Excelの基本的な関数の一つ「INDEX関数」について詳しく解説します。初心者の方向けに、丁寧に説明しますので、一緒に学んでいきましょう。

1. INDEX関数とは?

INDEX関数は、指定された範囲内の特定の位置にある値を取得するための関数です。Excelでデータを管理する際に非常に便利なツールであり、他の関数と組み合わせて使うことが多いです。

2. INDEX関数の基本的な使い方

INDEX関数の基本的な構文は以下の通りです。

=INDEX(配列, 行番号, [列番号])

構成要素の説明

  • 配列: データのあるセル範囲を指定します。
  • 行番号: 抽出したいデータがある行番号を指定します。
  • [列番号]: 抽出したいデータがある列番号を指定します。範囲が1列のみの場合は省略可能です。

3. 実践例:INDEX関数でデータを抽出

それでは、実際の例を見てみましょう。以下のようなデータがあるとします。

実践例:INDEX関数でデータを抽出

例えば、「バナナの価格を取得したい」とします。この場合、以下のようにINDEX関数を使います。

=INDEX(B2:D5,3,2)

実践例:INDEX関数でデータを抽出②

この関数は、範囲B2:D5の中で2行目、3列目のデータを返します。結果は「150」となります。

実践例:INDEX関数でデータを抽出③

4. 応用編:MATCH関数との組み合わせ

INDEX関数はMATCH関数と組み合わせることで、さらに強力になります。MATCH関数は、指定した範囲内で特定の値を検索し”行番号”を返す関数です。これにより、各項目のデータ簡単に抽出することが可能になります。

MATCH関数の基本的な構文

=MATCH(検索値, 検索範囲, [照合の種類])

例:各商品名の価格を取得する

実践例では、ピンポイントで行番号と列番号を入力して商品の価格を取得しました。これでは、リンゴやみかんなど他の商品の価格も取得したい場合、一つ一つ関数を入力しなくてはならず大変です。

しかし、MATCH関数と組み合わせれば各商品の価格を効率的に取得することができます!

では、商品の価格表から各商品名の価格を取得する方法を見てみましょう。今回は、実績管理というデータに各商品の価格を返す場合を考えます。

以下の手順で行います。

MATCH関数で商品の行番号を取得

価格表にE3(=リンゴ)が何行目にあるかを調べるため、以下のようにMATCH関数を入力します。

=MATCH(E3,$B$2:$B$5,0)

この関数は、E3が価格表のB列($B$2:$B$5)の何行目にあるかを返します。結果は「2」となります。

あとで入力した関数をコピーした際に配列の範囲を動かないようにするため、B2:B5ではなく、$B$2:$B$5(絶対参照)とします(F4を押すと自動で$がつきます)。

応用編:MATCH関数との組み合わせ

INDEX関数で価格を取得

INDEX関数を使って価格を取得していきます。入力する式は以下のとおりです。

=INDEX($B$2:$C$5,MATCH(E3,$B$2:$B$5,0),2)

 構成要素の説明

 配列:$B$2:$C$5(※絶対参照にする)

 行番号:MATCH(E3,$B$2:$B$5,0)

 [列番号]:2

この組み合わせにより、E3(=リンゴ)の価格を取得できます。結果は「100」となります。

応用編:MATCH関数との組み合わせ②

➌関数をコピーし各商品の価格を取得

入力した式をオートフィルでコピーして各商品の価格を取得します。

オートフィルとは、セルを選択して右下の小さな四角(フィルハンドル)をドラッグするだけで、自動的に連続したデータを入力できる便利な機能です。

応用編:MATCH関数との組み合わせ③

5. よくある質問

Q1: INDEX関数とVLOOKUP関数の違いは何ですか?

INDEX関数はデータの位置に基づいて値を取得するのに対し、VLOOKUP関数は指定した列の中から特定の値を検索してその値に対応する別の列の値を取得します。INDEX関数は柔軟性が高く、データの構造に依存しない利点があります。

Q2: 複数の条件でデータを抽出できますか?

はい、INDEX関数は他の関数(例えば、MATCH関数)と組み合わせて複数の条件を満たすデータを抽出することが可能です。

6. まとめ

INDEX関数は、Excelでのデータ管理を簡単にする強力なツールです。初心者の方でも基本的な使い方を覚えることで、データの抽出が効率的に行えるようになります。MATCH関数と組み合わせることで、さらに高度なデータ抽出が可能になります。ぜひ、実際に試してみてくださいね!